A/m/s -Active motor sports-

WRCを始め世界中のハイレベルなラリーコンペティションではトップチームでは“別タンク式ダンパー”や“３ＷＡＹ調整””ハイドロバンプシステム”など多くのハイテクノロジーアイテムが組み込まれたサスペンションが常識として使われています。そのハイスペックなサスペンションがあるからこそ、あのようなパフォーマンスが発揮されるわけです。

その中の当たり前のように採用されるものの一つに“倒立モノチューブ”構造があります。これはその過酷な要求を満たすために、もっとも必要かつ基本となる”高剛性”を実現するためで、上記のような様々な機構を効果的に機能させるうえで必須の基本骨格となる構造と言えます。

今やWRCなどでは、それらハイスペックな仕様であるため、1台分の価格は100万円を下らない高価なものとなっていますが、それをプライベーターでも使い易いようにその基本コンセプトをおさえてベーシックなグラベル用サスペンションキットとしたのがこのモデルです。

セッティングについては、多少荒れたうねりにもフルバンプしにくいように、低速コースでつかっていただくには2割ほど高めのスプリングレートを組み合わせてておりますが、その分、高速ステージでは比較的扱いやすいものとなっています。
（※低速コース向けのスプリングをセットした特注も製作可能です）

ダンパーオイルはロングライフ的耐久性を考えて、少し固めのものを使っておりますので、スタート直後などダンパー油温が冷えているときは少し硬めになりますので、減衰力調整ダイアルのセッティングは、温間であわせてください。
オーバーホールサイクルを1〜2年などの短くできる競技系の方には、競技系のダンパーオイルを使った特注対応も可能です。
（※その場合にはＳＳスタート直後のダンパーが温まっていない状態でも狙い通りの減衰力がでるためにより競技向きの仕様となります）

18年モデルでは、キャンバー調整シムを付属することで、キャンバーの微調整ができるようになり、また大きな入力に対してもキャンバーがずれることも無くなりました。

《特徴》
・高剛性の倒立ストラット採用
・高速セクションや荒れた路面にもしなやかなモノチューブ構造
・セッティングのしやすい伸縮同時調整30段減衰力調整式
・強化ゴム方式トップマウント（幅広いレギュレーション対応）※
・オーバーホール可能。
※フロントアッパーマウントについてはキャンバー調整式のピロボールタイプも選択可能です。


《キット内容》
＠前ショックアブソーバーＡＳＳＹ　（ストラット倒立式）
＠後ショックアブソーバーＡＳＳＹ　（GC,GDについてはストラット倒立式）
＠グラベル用スプリング前後
＠アッパーマウント：
　　　（フロント）　強化ラバーブッシュまたはキャンバー調整式ピロボールブッシュ
　　　（リア）　ピロボールまたは強化ラバーブッシュ
＠ストラットキャンバーシム　（不要モデル除く）

※ご注文の際には備考欄へ必ず　車台番号（またはグレード年式）をご記入ください。
※在庫のない場合には製作になります。納期約２~3週間目安です。